| Q. | インプラント治療を受けたいがどんな歯科医院にいけばいいの? |
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| A. |
インプラントに関する質問の中で費用に関する質問とともに一番多く、また難しい質問です。逆に信頼できる歯科医師を選択できればインプラント治療に関する悩みは解決したと言ってもいいと思います。現在のところ歯科医師はインプラント治療を歯科大学で正規の授業として教育を受けていません。(保険の適用外だからです。)
ですから、インプラントをおこなっている歯科医師は卒業後自分で勉強することになります。推定ですが10万人の歯科医師の内、インプラントと治療が出来るのは4〜5千人位でしょうか。当然、どのくらい勉強し経験を積んだかにより技術も大きく異なります。
極端な話、1日のインプラントの講習会でもインプラント治療を始める先生もおられるようです。
しかし、一般的には社会的に認知されている学会の認定医や指導医の方が技術レベルも高く安心と言えるでしょう。ホームページ等で歯科医のインプラント資格のチェックは重要です。
以下に国内外のインプラント学会について解説します。
| ICOI(国際口腔インプラント学会) |
| 世界最大のインプラント歯科医の学会で国際的な評価が定着している。フェロー(認定医)、ディプロメイト(指導医)がある。日本人では取得者がまだ少ない。 |
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| DGZI(ドイツ口腔インプラント学会) |
| マイスター制度の国、ドイツの資格。資格審査が厳密で信頼性が高く、ICOIとならんで国際的な評価が定着している。日本人での取得者は少ない。 |
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| G・O・I・A(ドイツ国際インプラント学会) |
| マイスター制度の国、ドイツの最新認定医資格。D・G・Z・I創設者グラフェルマン教授がインプラント臨床医の技術情報を共有するために世界中のインプラント臨床医に呼びかけ実現した。日本にも支部が出来た。5段階の臨床医のレベル評価を行っている。日本人の取得者は少ない。 |
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| 日本歯科先端技術研究所 |
| わが国のインプラント研究の草分けでインプラント専門医の認証団体。インプラントに関して唯一の厚生労働省認可団体でフェロー(認定医)とマスターがあるが取得者は多くない。 |
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| 日本口腔インプラント学会 |
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会員数はわが国最大、4000名以上の団体。認定医と指導医があるが資格取得者が400名くらいと多い。また、臨床医以外の資格取得者(指導医)も多く、認定医を目安にするほうが良さそう。
*もちろん資格の無い先生にもインプラント治療技術の高い先生もおられます。 |
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| A. | 簡単な麻酔を行ないますので、ほとんど痛みはありません。処置時間は30〜120分、治療期間は4〜12ヶ月かかります。いずれもインプラントの種類や治療内容によって異なります。 |
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| Q. | インプラント治療の費用はどの程度かかりますか? |
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| A. |
残念ですが今のところ自由診療扱い(自費)となっています。なお、インプラントの本数・種類などによって費用は異なります。
一応の目安として白い歯を被せたとして手術費用(材料費込み)も含んだ総費用は一本あたり、全国平均で25から30万円です。(これは100人以上のインプラント専門医からの情報を基にしています。)もちろん都心ではコストがかかるため50万という先生もいますし、逆に地方では20万という先生もいます。あくまで単純なインプラント治療の一本あたりの費用の平均値で顎の状態や使用材料や難易度により異なります。また、定期的なメインテナンス費用は含まれません。 |
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| A. | 心臓病や糖尿病などの持病がある人や、妊娠中の人は受けられない場合があります。また、あごの骨の状態によっても受けられない場合があります。いずれも事前にご相談ください。 |
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| A. |
よく、インプラント治療経験が10年にも満たない先生が「一生もつ」などと言いますが、とんでもない話です。確かにインプラント治療を受けて20年以上変わらずに過ごしている方もおられますが、世界一の長寿国日本では50歳で治療を受けても平均寿命まで30年以上あります。インプラントの寿命は治療のレベルと患者さんの全身状態にも左右されます。しかし、きちんとした治療を受けメインテナンスを行えば相当な長期間もつことは確認されています。
インプラントそのものは歯ぐきとなじみが良く、腐食しにくいチタンという金属で出来ています。インプラントを出来るだけ長持ちさせるためには、自分の歯と同じような手入れが必要です。ブラッシングはもちろん、歯肉の健康状態や正しい噛み合わせのチェックをするため、半年に1回は定期検診を受けてください。 |
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